自民党の総裁選。
毎回2週間くらい掛けて行われますが、
過去の日経平均・株価推移を整理したいと思います。
今回は、直近の2020年以降にフォーカス。
※別投稿で別年代も整理予定
最後に「気づき」も。
日経平均株価の整理内容
過去の総裁選の、
①告示日前日の株価
②開票日の株価
③開票翌日の株価
を整理。※株価は終値
日程、候補者、株価推移

2020年代は総裁選は3回開催(※)
※2025年9月23日時点。2025年10月4日開票の総裁選については、別途更新予定。
①石破茂(2024年9月27日開票)

日程と候補者は以下の通り。
・告示日:2024年9月12日(木)
・開票日:2024年9月27日(金)
候補者:9名 ※決選投票者は★
石破茂(★)、高市早苗(★)、小泉進次郎、林芳正、小林鷹之、茂木敏充、上川陽子、河野太郎、加藤勝信
結果は、以下の通り。
①告示日前日の株価
→2024年9月11日(水)、35,619円
②開票日の株価
→2024年9月27日(金)、39,829円
③開票翌日の株価
→2024年9月30日(月)、37,919円
総裁選終盤からアベノミクス継承の「高市氏優勢」との見方が広がり、
株価がじわじわ上昇。10%強の上昇。
また、開票当日も1回目「高市氏が1位」だった事より、
株価は更に上昇。「高市トレード」とも云われました。
ただ、「決選投票」で石破氏が逆転で1位に。
「高市トレード」で上昇していた株価は、週明けの翌営業日に一気に下落。
為替も開票前1ドル146円台より、開票後に1ドル143円台まで円高。
株価も為替も大きく動いた総裁選でした。
②岸田文雄(2021年9月29日開票)

日程と候補者は以下の通り。
・告示日:2021年9月17日(金)
・開票日:2021年9月29日(水)
・候補者:4名 ※決選投票者は★
岸田文雄(★)、河野太郎(★)、高市早苗、野田聖子
結果は、以下の通り。
①告示日前日の株価
→2021年9月16日(木)、30,323円
②開票日の株価
→2021年9月29日(水)、29,544円
③開票翌日の株価
→2021年9月30日(木)、29,452円
告示日前より結果判明後の株価はやや下落。
総裁選=株価上昇という訳では無いですね。
また、結果判明から1週間後の10月7日(木)の株価は、「27,678円」と更に下落。
当たり前ではありますが、
株価はその時々の経済情勢、総裁への期待などにより、
変動していくという事かと思います。
③菅義偉(2020年9月14日開票)

日程と候補者は以下の通り。
・告示日:2020年9月8日(火)
・開票日:2020年9月14日(月)
・候補者:3名
菅義偉、岸田文雄、石破茂
結果は、以下の通り。
①告示日前日の株価
→2020年9月7日(月)、23,089円
②開票日の株価
→2020年9月14日(月)、23,559円
③開票翌日の株価
→2020年9月15日(火)、23,454円
コロナ禍での開催、告示〜1週間以内での開票という日程。
日程が短かった事もあり、株価はあまり変動なしでした。
9月末(9/30)の株価も「23,185円」。
当時は「コロナ」という社会情勢が株価に影響・インパクトを与えており
総裁の交代は(特に初期の段階では)大きなインパクトは無かった模様です。。
最後に、気づき
いかがでしたでしょうか。
今回、整理する中での「気づき」として
総裁選は毎回9月に開催されている
という事。
2003年から2019年までの計8回の総裁選も、
全て9月に開催されていました。
また、9月末は「中間配当」の権利の時期でもあるため
過去の株価を見る上で、この辺りも加味して見た方が良いかと思います。
そして「総裁選の株価」に関する感想は、
結果が出る前に仕掛けることは余り意味無さそう ということ。
総裁(首相)になってから、打ち出す経済対策や方針によって売買を検討・行うのが良いかと思いました。
2010年代、2000年代についても別投稿で整理したいと思います。
ではでは。